こんにちは!
有限会社晃和工事です。
弊社は岡山市に拠点を持ち、機械設置工事や機械メンテナンスを手掛ける専門業者です。
このコラムでは、火力プラントで使用する空気予熱器の役割をお話しします。
空気予熱器の新設や点検をお考えのお客様の参考になりましたら幸いです。
空気予熱器の役割
火力プラントで使用される空気予熱器の役割は、ボイラの燃焼空気を燃焼前に温め、燃焼しやすくすることです。
空気予熱器は、ボイラ排ガスの熱を利用して燃焼空気を予熱する「ガス式」と、蒸気によって燃焼空気を温める「蒸気式」の2つに大別されます。
ガス式の空気予熱器の場合は、排ガス温度を下げてボイラ効率を上げる役割があります。
一方、蒸気式の空気予熱器の役割は、復水器で捨てる蒸気の熱量を減らし、プラント効率を上げることです。
ガス式空気予熱器の構造
代表的なユングストリーム型の空気予熱器では、エレメントと呼ばれる金属片を回転させて燃焼空気を予熱します。
回転するエレメントは、まずガスとの接触で温められ、次に空気と接触することで放熱し、それを交互に繰り返すのです。
ただし、重油などの硫黄分が多い燃焼ガスは、エレメントを低温腐食させてしまうため、蒸気式空気予熱器を併用する場合もあります。
ガス式空気予熱器のみを設置するのは、比較的硫黄分が少ない天然ガスなどを燃やす場合です。
そしてガス式空気予熱器のメリットは、排ガスが持つ熱量を限界まで有効利用できる点です。
蒸気式空気予熱器の構造
蒸気式空気予熱器は、管寄せに送られた蒸気がケーシング内の蛇管を流れ、その外側を通る燃焼空気と熱交換する構造になっています。
一般的に、燃焼空気を120℃~150℃まで予熱します。
また、蒸気式空気予熱器には使い道のあまりない低温や低圧の蒸気を使用することも多く、無駄な蒸気を捨てずに利用できるのでメリットが大きいです。
空気予熱器も晃和工事にお任せください
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